こちら1920-30年代 Braillon製インディゴリネンマキニョンコートになります。

Maquignon(マキニョン)とは、19世紀頃から20世紀初期頃のフランスにおいて、馬商や家畜の仲買人たちが着たワークウェアを指す言葉になります。

Biaudeと同様、非常に細い番手のリネンが高密度に織られたこちらの生地は、ワックス加工により動物の毛が付き辛く、またインディゴは防虫効果があるため、動物に携わる仕事の中で使用されていたアイテムになります。

その中でもこちらのマキニョンコートは、主に農民が着用するBiaudeと比較して、こちらは商人用のため非常に仕立てが良い個体が多く、そのため現代でも根強い人気を誇るフレンチアンティークのスペシャルと呼称するのに相応しい1着と言えましょう。

そんな希少なアイテムですが、こちらは更に"Braillon"というメーカーが当時製作した個体。

現地フランスでもBraillonの評価は、マキニョンアイテムにおいてSalacheと並びトップメゾンとして認識されており、数あるマキニョンコートの中でもシルエットの良さは群を抜いて秀逸なものであることは、私も以前より認識しておりました。

また通常のマキニョンコートは胸ポケットとハサミを入れるためのシザーポケットが並んで付けられている中、Braillonはそれを一体化しており、非常に手間のかかるデザインかつ立体性を持たせた、まさにブランドを象徴するようなディティールと言えましょう。

それらの理由から、昔よりBraillon製のマキニョンコートは現地でも高価かつ大変希少なため、買い付けられたのは私でも今回が初となります。

加えて1着のみならず、懇意にしているディーラーが私のために3着用意しておいてくれ、見せてくれた時は嘘だろ！と本当に舞い上がってしまったアイテムでもあります。笑

とにかく数あるマキニョンの中でも特にスペシャルと呼べる希少性、というよりただただ着用時の格好良さ、これを強調したいです。

今回の入荷の中で最も濃くインディゴが残っている個体であり、今後の色落ちも楽しめるコンディションとなっております。

店頭にもございますので、気になった方にはぜひご試着頂きたい1着です！



・condition
画像をご確認下さい。


・model, instagram @from_antique
ゆーみん
身長175cm体重66kg普通体型
サスケ
身長172cm体重55kg細身体型



・size, measurement
肩幅55身幅65着丈89袖丈63



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