【1850-1900s】"Dashiki, Ghana" Indigo Cotton & Linen African Tribal Smock & Trousers / 1002
¥198,800
こちら1850-1900年代 インディゴコットンリネンアフリカンスモック&パンツになります。
前回のフランス買付にて、クリニャンクールで仲の良いディーラーのメリーさんから譲って頂いた、スペシャルな個体。
全く見たことのない作り、そして生地のアイテムであり、彼女自身も、おそらくアフリカのかなり古いスモックなのでは?ということのみ仰ってました。
帰国後、私自身で調べたり有識者の方から聞いたりしてみたところ、使用されている生地からおそらく1850-1900年代あたり、そして全体的なデザイン、刺繍のパターンから、地域はガーナのものではないかという結論に至りました。
そしてこれは、Dashiki(ダシキ)と呼ばれる、主にアフリカにおける伝統的な衣服になります。
まず注目して頂きたいのが、こちらの生地。
ホワイト、イエロー、そしてブラックの3色で構成されているように見えますが、目を凝らすと実はブラックではなく、なんとインディゴ。
当時のアフリカでは、この1着の裏地に使用されているようなインディゴコットンもしくはリネンをよく使用しており、やはりインディゴはアフリカらしい染料と言えましょう。
一本一本力強く撚られている糸で構成されており、非常に立体的な質感が興味深い生地となっております。
そして特筆すべきは、この刺繍…
沢山の似たアイテムを資料の中で探しましたが、ここまで多く、そして刺繍が入った個体はこちらのみ。
そして刺繍の裏縫いを見るとお分かりの通り、こちらなんと全てハンドステッチで、表の刺繍が作られていることがわかります。
全く気の遠くなる作業であり、オーバーワーク…
あくまで推測ですが、当時の司祭や族長など、位の高い方が特別な時に着用されていたと考えられる、いやそれ以外に可能性が考えられない1着です。
以上のことより、全くもって前例の無い服。
洋服ではなく、服。
メリーさん自身もかなり気に入っており、故に値段も値段だったため、買い付けようか最後まで悩んだ1着でした。
しかし、とにかく自分のツボ、あえて今こういうの着たいよね、という私の心から湧き出る"好き"で、決断致しました。
着用した際の平面的そして立体的にも見える二律背反な稀有なシルエット、見たことのないほど表情豊かな生地、そして全体の根幹を為すこの豪奢な刺繍と、自身が今まで出会ってきた服たちと全く違う、だからこそ発見があり面白いと感じた1着でございます。
これは売りたい!とかではなく、とにかく皆様にお見せしたい、そういった思いで、こちらに掲載致しました。
それでももし欲しいと思うような、私と同じで物好きな方がいたら、ぜひどうぞ。
・condition
画像をご確認下さい。
・model, instagram @from_antique
ゆーみん
身長175cm体重66kg普通体型
サスケ
身長172cm体重55kg細身体型
・size, measurement
肩幅64身幅117着丈101袖丈27
ウエスト96股上30腿幅47股下47裾幅38全長78
必ずプロフィールをお読みになってからご購入くださいませ。
イメージと違う、採寸が数センチ違う等々の返品は行っておりません。
また古いお品物のため、ご購入後に生まれたダメージはお近くのお直し屋等お客さまご自身でどうかお直しくださいませ。
デッドストック表記のあるものでもヴィンテージであるため保管時の若干のよごれダメージがある個体もございます。
神経質な方のご購入はご遠慮ください。
NCNR、ビンテージやアンティークにご理解のある方のみご購入下さい。